眠りの常識 ウソ・本当 その2!

2017.04.04
前回の続きです。

 

 

Q6、熱いお風呂で汗をかいた後、
すぐに布団に入ると熟睡できる?

 

A、ウソです。

 

お風呂上りに布団に飛び込むと、
気持ち良いですね。

 

けれど、人間のからだは
体温が下がった時眠気を感じるので、
入浴後すぐは体温が下がりきらず逆効果。

 

眠る2〜3時間前に38℃シ〜40℃
ほどのお湯にゆっくり浸かる方が
熟睡につながります。

 

Q7、ぐっすり寝るには幅広の寝具?

 

A、ホントです。

 

良い眠りには寝具選びも大切。

 

使う人の体格で寝具に必要な硬さが
変わるため、「この寝具がベスト」とは
決められませんが、幅広マットレスは
快眠にかかせない「寝返り」が
打ちやすくおすすめ。

 

枕も幅が広いと寝返りした時に
頭が落ちにくいので、寝具選びに迷ったら
「幅のひろいもの」と覚えましょう。

 

Q8、昼寝をすると夜にぐっすり寝れる?

 

A、ホントです。

 

昼に寝ると夜は眠れないように
思えますが、実は逆。

 

昼に10分〜20分の仮眠をとると
午後の疲労度が下がり、夜の睡眠の
質を高めます。

 

長寿で知られる沖縄では、昔から
昼寝の習慣があるように、健康と密接な
関係があるようです。

 

Q9、寝むりにいいのはコーンスープより味噌汁?

 

A、ホントです。

 

眠りに関わるホルモン、「セロトニン」
と「メラトニン」。

 

これらは天然の食材に含まれる
「トリプトファン」という栄養がないと
体内では合成できません。

 

そんなトリプトファンが豊富な「快眠食材」
といえば、味噌や豆腐などの大豆製品、
魚、肉、乳製品、ナッツ類です。

 

味噌は発酵させているため消化もよく、
毎日積極的に味噌汁を飲めば快眠に
つながります。

 

Q10、春眠暁を覚えず。
春に眠くなるのは思いこみ?

 

A、ウソです。

 

人間のからだは、脳やからだが活発な時に働く
交感神経と、睡眠やリラックス時に働く
副交感神経のふたつで成り立っています。

 

冬から春など季節の変わり目はこれらも
バランスが崩れやすく、睡眠サイクルが
狂って昼間から眠くなりがち。

 

 

また、寒さが緩むと脳やからだが
リラックスして眠気が発生するという面も。

 

「春眠・・・」に言葉は医学的に
説明できるものです。